南海トラフ巨大地震の津波想定は最大で34m?・一年経った今ごろ出て来た想定・・・原発再稼働を阻止するべくタイミングで出て来たこの想定は、最近めっきり地に堕ちた東大研究所か??

原発の再稼働を阻止する為のハードルに過ぎないのでは?



さて、先日南海トラフの巨大地震による、想定される津波の高さが公表された。
最大で34m、我が静岡県浜岡原発では21mとされた。

現在、浜岡原発では想定されていた津波に対応すべく18mの防潮壁を建設中だが、今回出て来たのは21mの津波だ。
これでは想定される津波の高さに対し、防潮壁の高さが足りず無意味だ。
ここで少し疑問が残る。
これだけの検討会や調査が行われているのなら、なぜその結果を見極めるまで浜岡の防潮壁の建設を待たなかったのか。
普通なら高さが足りない防潮壁など無用の産物になりかねないわけだから、その結果が出るまで設計を待てばいい。
中部電力が防潮壁の建設に乗り出す事は随分前から分かっていた事だから、むしろこのような調査が行われている事を事前に知らせて国と中電で協議をするのが普通ではないのか?
それが全くされていないから、現在、浜岡原発の防潮壁の建設が進められているのではないかと思うのだ。

さらに言えば、今回のこの想定が唐突に出された可能性が高い。
つまり、原発再稼働の機運が出て来た事による警戒だ。
よって原発再稼働を阻止するべく出された津波の想定である可能性は捨てきれない。

特に東大名誉教授なるものがニュースに出るなどかなり怪しい。
東大の地震研究所は、地震発生が何%などと、不安を煽る数値を連発した。
私は予測や想定を高くすることについては全く異論はない。
しかしならばその調査に基づいた国の指針なり原発の安全性の確保をしっかりとやってもらいたい。
浜岡の安全対策に対し後出しジャンケンの想定など、バカ丸出しの国家運営に他ならない。