震災がれき受け入れ『被災者の苦境を思えば、援助できる者が援助するのは当たり前。』島田市長の英断を各自治体首長は見習え!・全く安全ながれき処理を全国一斉に焼却し、東北の早期復帰を目指そう!

がれき受け入れへ「援助するのは当たり前」 静岡県島田市

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120218/lcl12021812000000-n1.htm

「政治家として、どんな反対があってもやらなければならない。反対されるほどファイトがわいてきた」

震災がれきの広域処理に向け、岩手県山田町のがれきの試験焼却を17日に終えた静岡県島田市の桜井勝郎市長(68)は、あえて火中のクリを拾う心境をこう語る。

桜井市長が「がれき受け入れ」を初めて口にしたのは、昨年12月13日。地域住民への定例の行政報告会の場だった。

市のゴミ処理施設は平成18年建設の高性能施設で、市内のゴミをすべて処理してもまだ余裕がある。市内に焼却灰を埋め立てる最終処分場もある。最新鋭のゴミ処理施設と最終処分場の双方を自前で備える自治体は、全国的にも多くはない。その点、島田市には、ハード面の受け入れ条件はすべて整っていた。

もちろん、放射能に汚染されたがれきを受け入れることはできないが、静岡県知事から受け入れ要請されたのは、岩手県大槌町と山田町のがれきだった。岩手県の担当者からがれきの放射能濃度について説明を受け、「島田市の家庭ゴミの数値と変わらない」と確信。「安全なものなら、条件がそろう島田市が受け入れればいい」と“受け入れ宣言”に至った。

脳裏には、昨年5月に訪れた被災3県の光景が焼き付いていた。急須でいれた温かい島田のお茶を味わってもらうための訪問。しかし「見るものすべてが、すごい光景で…。当時は仮設住宅もできていないし、本当になんにもなかった」。

がれきを被災地で処理した場合には10年以上かかり、がれきが片付かなければ復興に手が付けられないと聞かされた。「お茶を振る舞うよりも、直接的な被災地支援になるかもしれない」と感じた。

ところが、住民の理解を得ることは予想以上に難航。

「すごい反対が起きてね。反対派は私の独断と言うけれど、地元説明会を開き、自ら足を運んで、国や県も呼んで、順序と手続きを踏んだんだ」

そんな状況でも、あえて地元住民の賛否はとらなかった。

「賛否をとったら、反対が多くなるに決まっている。賛成か反対かと聞かれたら、『反対』と答えておく方が無難だからね」

このような手法は、一部の市民から「独断だ」との非難を招いた。しかし、がれき処理が被災地復興の足かせになっているという認識が広まるにつれて、世論の風向きも変わってきた。

「当初は、賛成のメールは全体の2%くらいだったが今では、4対1くらいの割合で賛成や激励のメールをもらうことが多い」。

ただ、どうしても気になるのは、特産品のお茶に対する風評被害だ。最終処分場の周囲には一面の茶畑が広がる。「風評被害はどうしようもない。だから、試験焼却でがれきの安全性が確認されたら、関東から東北までお茶のキャンペーンをするよ。それでも対策は島田市だけは限界があるので、予算規模が大きい県にも何とかしてほしい」と要望も。

「義を見てせざるは勇なきなり、だ。被災者の苦境を思えば、援助できる者が援助するのは当たり前。自治体のトップは腹をくくって恐れず、がれきを受け入れるべき。『最終処分場がないから』なんて言い訳だ。気持ち次第なんだから。この際、首長の独断でがれき処理をやるべきだ」

実は島田市でも、最終処分場の地権者11人のうち10人は震災がれきの焼却灰の埋め立てに反対しており、今年3月末の契約更改では再契約にこぎ着けるかどうか不透明だ。

「だから、市内の最終処分場に断られても大丈夫なように、すでに市外に焼却灰の放射能濃度が一定基準以下なら受け入れてくれるところを確保してある」と、次の一手も打ってある。

がれき受け入れの前提となる試験焼却は、17日に終了した。がれきや排ガス、焼却灰の放射能濃度検査など詳しい分析はこれからとなる。しかし、16日にすでに記者団の前で「安全性が確認されれば(がれきを)受け入れることは間違いない」と述べており、気持ちは少しも揺らいでいない。(田中万紀)



被災地への思いを語る桜井島田市

今回の桜井島田市長の英断は、我が町島田市にとってもとても喜ばしい事だった。
私はこのブログでも再三桜井市長の英断を支持して来た。
このがれき受け入れによって、島田市にとってマイナスとなる要素は全くないと思っている。

基準値以下の放射線量で、その数値は島田市で出る普通の家庭ごみと同じ線量である事が確認出来ている。
これでどこが放射能拡散となるのか、反対派のデタラメな理論には付き合ってられない。

だいたいこの程度の放射線量を危険と言うならば、米ソの大気圏核実験や支那の地上核実験で日本に降り注いだ放射線量はいったいどうなるのだ。
我々はその中で生まれ育ち、同じく育った食物を食べて来たのだ。
ハッキリ言って他の自治体の首長が揃って受け入れを拒否や躊躇しているとは情けない限りだ。

桜井市長が言っているように最初は反対がもの凄かった。(私は最初から大賛成)
しかし少し冷静に考えれば、反対する理由はない事に気付くはずだ。
だからこそ、島田市民の中でも冷静に考えられる人が増えて、今ではテレビでも報道があったように賛成が9割と言うインタビュー結果が報じられた。
そしてお茶の風評被害に対しても、懸念するのではなく、それに立ち向かう強さが無くてはいけない。
桜井市長も関東・東北でもお茶のキャンペーンをすると言っているように、島田茶を見捨てる事は絶対にない。
我々も市民として当然島田茶のPRやお使い物に使用して行く。

さて一連の放射能風評被害についてだが、反対派は自らの無知によって新たな風評を作り出していることにいい加減気づけよ!
元々、半減期が30年の放射性セシウムの核種からの放射線量は無視出来るほど少ない。
危険なのは半減期が短い放射線だった。
なぜなら、放射能半減期に反比例するからであって、広島・長崎の原爆でもセシウムで死んだ者は一人もいない。
こうした必要以上に不安を煽る姿勢は改めさせなければならない。

それから桜井市長について色々と誤解している人もいるかもしれないから少し述べておく。
桜井市長は市長になってからも市民から色々と言われた人だった。
もちろん強引なところもあって、すべて真っ白な人かと言えばそうでもない所もある事はある。

しかしだ、桜井市長がこれまでやって来た市政の中で、島田市をスポー合宿の町にすると言う発想で様々な街の発展に寄与してきた。
島田市はJR島田駅の北口はあったが、南口が今まで無かった。
島田駅の南側は島田市が誇る広大な河川敷グランドとマラソン大会が開けるマラソンコースや野球場など様々なスポーツ施設が駅より徒歩10分圏内にある
野球場はこれからの整備が必要となるが、各スポーツの全国大会や合宿地としては最適な立地条件にあるのだ。
ところがこの立地にも拘わらず島田駅に南口がなかったのだから、今までこれほどの施設を持ちながら各イベントを開催する事が艱難であった。
それを桜井市長になってから島田駅南口の開発を行った。
そして静岡空港からも車で20分程度、東名・吉田インターからも車で20分程度にこのスポーツ施設がある事から、立地・勧誘・イベント開催には素晴らしい条件が揃ったのだ。

そして何と言っても合宿の勧誘にも寄与している。
島田市で合宿を行うと、1人あたり1300円ほどの宿泊費補助が島田市から補助される。
そして監督やコーチの指導用バイクなども貸し出しを行っている。
こうして島田市の活性化に力を注いできたのは何を隠そう桜井市長だ。

そして島田市補助金と言う形で市民の生活や企業の経営改善にも力を入れて来た。
例えばリフォ−ム工事を行うと、地元島田市の業者に頼むと上限で20万円まで市から補助が下りる。
その補助はお金ではなく金券で支払われ、島田市のお店で使用する事が出来ると言うもので、島田市の中でお金を回す事で活性化しようと言うものだ。
そうした形で、島田市民の事を考えて来たのも桜井市長あってのもだと思う。

しかしながら、そうした事を行って来ても市長は箱モノが好きだなどと揶揄される事が多いのだが・・・。
私は島田市を活性化し、その為に投資を行ってきた桜井市長の手腕を高く評価している。
デフレ・不景気で景気が冷え込む中で、無駄遣い削減路線を取っている自治体は多いと思うが、そうした街で市が活性化しているとは到底思えない。
将来の為の投資は必ず生きて来ると信じている。

今回のがれき焼却問題は、桜井市長が来週には受け入れ表明をするだろう。
私は自信を持って堂々と受け入れ表明をして頂きたいと思う。