島田市がれき受け入れの賛意が広がる・国の財政支援は求めないと桜井島田市長・全国自治体は一刻も早くがれき受け入れを表明し東北を救うべし!・一方の国は復興庁がまるで機能していない駄目政権。

自治会長連合会が協力表明 島田市がれき受け入れ、賛意広がる 静岡

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120307/szk12030702070004-n1.htm

岩手県大槌町、山田町で発生した東日本大震災のがれきについて、16日に“受け入れ宣言”をすると表明した島田市の桜井勝郎市長。実際の受け入れは4月半ばにも開始する。県内では裾野市静岡市浜松市も試験焼却の方針を表明するなどがれき受け入れに向けた動きは拡大している。

「ここ1週間ぐらいで、潮目が変わったと感じる。反対の声よりも、エールをもらうことが増えた」。数カ月にわたり、がれき処理問題に忙殺された同市の担当者は、感慨深げだった。

一時は反対派が活発に活動していた島田市内でも、しだいに住民の間に理解は広がっている。この日は、地域住民の代表者でもある同市自治会長連合会の大須賀隆会長らが桜井市長と面談し、受け入れへの賛意と協力を文書で表明した。

同市の自治会長らは2月末に大槌、山田両町を視察しており、大須賀会長は「現地を実際に見て、支援しなければならないと実感した。大方の住民の理解は得られたと考えている」と強調。

桜井市長は「賛同を受け心強い。全市民の賛成は無理だが、反対の意見も踏まえ、私の権限で(がれき受け入れを)行う」と力を込めた。受け入れ開始時期が新茶シーズンと重なることについて、「茶業関係者と相談した。がれきが安全ならば受け入れを遅らせるとかえって疑念を持たれる」との見解を示した。

一方で、国はがれきを受け入れた自治体への財政支援を検討していることについては「空間放射線量の検査や風評被害対応の費用は織り込み済み。支援目当てでがれきを受け入れるわけではないので、自分たちでまかなう」と、国の財政支援は求めない考えだ。



島田市自治会長連合会の大須賀隆会長(左)は、がれき受け入れに賛成すると明記した書類を桜井勝郎市長に手渡した


今日はまず私事で申し訳ないのですが、ここ数日右側の耳が突然聞こえにくくなりまして、病院に行きましたところ突発性難聴と診断されました。
本日より治療入院をしておりますが、仕事でどうしてもPCを使わなくてはならないので、病院で許可を頂きPCを持ち込んでいます。
治療に専念するつもりなので、満足なブログ更新とはならないかも分かりませんが、出来る限り更新はして行きたいと思います。


さて、このブログでもがれき問題に対して桜井島田市長をずっと応援して来ましたが、どうやら各自治体も理解を示してくれたようで何よりの感があります。
上記の産経新聞の記事で特筆すべき点は2点あります。

>「賛同を受け心強い。全市民の賛成は無理だが、反対の意見も踏まえ、私の権限で(がれき受け入れを)行う」

桜井市長は反対の意見を踏まえた上で『私の権限で行う』と言っている。
これは緊急性を有する場合や決断力を必要とされる場合、一番求められるものだ。
今の政治に決定的に不足している点である決断力を、桜井市長は持ち合わせている。

>「空間放射線量の検査や風評被害対応の費用は織り込み済み。支援目当てでがれきを受け入れるわけではないので、自分たちでまかなう」

これも素晴らしい!
こうした事をきれいごとと片付ける輩がよくいるが、市長が善意の心を持って被災地と向き合おうとしている姿勢は評価されて然るべきである。

ただし、財政的に厳しい自治体は数多く存在するから、国はしっかりとした支援を協力した自治体にはして行くべきだ。
国が協力した自治体への支援体制をしっかりと構築し、それを受けるか受けないかは各自治体の選択制にすれば良いだけだ。

それにしても静岡では試験焼却に踏み入る自治体が増えて来た。
これはやはり島田市が試験焼却に踏み切って結果的に安全である事を証明して見せた事が大きい。
やはり桜井市長の決断力が、こうした流れになったのだ。

それに引き替え政府の復興庁はあまりにも無機能過ぎる。
復興に際する基準が厳し過ぎて、十分な復興資金を確保出来ない。
無能な足を引っ張るだけの復興庁など作る必要はないし、そんなものは単なる制度に過ぎない。
その制度を生かすことが出来ないのなら、民主党さん、いい加減政権を明け渡してもらわないと困りますよホント・・・。